| 体においしい「お弁当の日」 (2008-06-22)
講師をしている大妻女子大(東京都)で、手作りの弁当を持参する「お弁当の日」を開いた。テーマは「体においしいお弁当」である。
実は、家政学部ライフデザイン学科の「食と社会」の講義の一部なのだが、お弁当にしようと思い立ったのは、「弁当の日 食べ盛りの君たちへ」という本がきっかけである。
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| 自ら食生活を築く (2008-05-25)
昨年から引き続き、大妻女子大学家政学部ライフデザイン学科「食と社会」の講師を頼まれて講義をしている。学生は百二十名。ほとんどが二年生で十九歳だ。
先日、学外授業で、八王子の牧場「磯沼ミルクファーム」で料理体験会を行った。学生の三分の一が参加。すべて手作りし、素材からじっくり味わった。
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| 体験農園の参加者、新たな連携も (2008-04-27)
農家が一般の人に野菜づくりを教えるカルチャーセンター方式の体験農園が東京に広がりつつある。練馬区の農家、加藤義松さんと白石好孝さんが一九六六年に取り組んだのが始まりだった。現在、農園は五十ヶ所で参加者は三千五百人。今年中にはさらに六十ヶ所に増える。
従来の区民農園は区が管理を行っていたが、... ≫詳細 |
| 地域からの「食の大切さ」発信 (2008-03-23)
地域農業が元気になり継続できるような場として二〇〇〇年に生まれたのが、茨城県・茨城町にあるJA全農の「ポケットファームどきどき」だ。農産物や加工品を販売する直売所をはじめ惣菜コーナー、レストランなどがある。年間七十万人が訪れ、売り上げは十一億五千万円。スタッフら七十四人が働いている。
レス... ≫詳細 |
| 祭りの屋台から食文化発信 (2008-02-24)
大阪にでかけた。大阪市中之島の評判の居酒屋「ながほり」の中村重男さんから、年に一度の「高津宮・とんど祭り」に呼ばれたからだ。大阪で人気の料理店が十六軒の屋台を出すという。
開催は一月十四日。開始は十一時。朝九時には境内や神社の裏の公園に屋台が準備されていた。これが、焼き鳥、鍋はもちろん、フ... ≫詳細 |
| コウノトリ共生で地域活性化 (2008-01-20)
二〇〇五(平成一七)年九月、兵庫県豊岡市にコウノトリが放鳥され、野山や田んぼを飛びまわるようになったことは、テレビや新聞でも報道されたので、ご存知の方が多いことだろう。
コウノトリが戻ることで観光客や学校のエコロジーツアー、視察などに四六万人が訪れるようになった。コウノトリがやってくる田ん... ≫詳細 |
| 農家民泊 地域に元気もたらす (2007-12-23)
このごろ、農村で話題になっているのが、農家に中学生を泊めて農業体験をしてもらう農家民泊。全国でも先駆けて取り組んできたのが長野県飯田市だ。その仕掛け人である同市役所企画部の井上弘司さんと「関東ツーリズム大学協議会」で知り合いとなった。同協議会は、東京都の人たちと首都周辺の十県の農村との交流を計... ≫詳細 |
| 継続できる農業めざす (2007-11-25)
群馬県利根郡昭和村にある株式会社野菜くらぶ(澤浦彰治代表)を久しぶりに訪ねた。今、もっとも注目されている農家の集まりである。会社は新幹線の上毛高原駅から車で二十分ほどの、こんにゃく畑に囲まれたところにある。この地域は戦後開拓で生まれたところだ。
会社は一九九二(平成四)年の創業。若手の... ≫詳細 |
| 食と農のテーマパーク (2007-10-28)
三重県伊賀市に食と農をテーマにした公園「伊賀の里 モクモク手づくりファーム」がある。大阪から車で二時間ほど。滋賀県との県境近くの山村にある。
園内には、ハムやソーセージ、和菓子、パン、豆腐、パスタなどの工房のほか、レストラン、体験教室などがある。近隣の農家百軒が野菜を売るファーマーズマーケ... ≫詳細 |
| 酒蔵を開放、地域の産物で料理会 (2007-09-30)
長崎県平戸市で「食のワークショップ 平戸素材の劇場」が始まった。これは「平戸・松浦地区観光人材開発育成協議会」の新しい地域づくりの試みで、全六回のプログラムである。
平戸の農業、漁業、料理家、地域景観を結びつけて、新たな連携をつくり、「食」からの観光資源を生み出そうというものだ。
一回... ≫詳細 |
| ユズ加工品で田舎をすてきに演出 (2007-09-02)
農村部の地域作りで、必ず話題となるのが、ユズの加工品で知られる高知県安芸郡馬路村の馬路村農協だ。高知県の山村で山林が96パーセントを占める人口千百人の村だが、ユズの加工品だけで年間三十三億円を売り上げる。
子どもたちにも大人気なのが、ユズとハチミツを入れた飲料水「ごっくん馬路村」で、年間七... ≫詳細 |
| 酸味の違いが生む豊かさ (2007-08-05)
一流シェフや食の専門家が、食材の基本や、その加工法、歴史、背景、味覚などを伝えて、食べる楽しみや、調理の基本を伝え、本物の食べ手になるという「フードマエストロ資格認定講座」が評判になっている。
カルチャーセンター方式の、味覚を知るというユニークな講座を試みたのは、旬の食材を使ってクッキン... ≫詳細 |
| 観光と「食」結び付けたギリシャ (2007-07-08)
先月、ギリシャのクレタ島で行われた「インターナショナル・ケラズマ・会議」に招かれた。ケラズマとは、ギリシャの言葉で「もてなしの料理」という意味。ギリシャ政府観光局と貿易局の主催で行われたもので、世界十五カ国の百五十人のジャーナリスト、バイヤー、シェフなどが参加した。ギリシャの歴史的背景や伝統の... ≫詳細 |
| 「食」を学ぶには現場が一番 (2007-06-10)
四月から大妻女子大学家政学部ライフデザイン学科の講師をしている。家政学部というと、かつては料理と裁縫というイメージだが、今は、ライフスタイルの多様化から、環境から消費生活など、生活に関わるあらゆることを学ぶということになって、三年前から同学科が新設されたという。僕の担当は「食と社会」。希望の受... ≫詳細 |
| 食文化通して観光振興へ (2007-05-13)
東京新宿のショールームでこのほど催しされた、ギリシャ観光協会の「KERASMA(ケラズマ=ギリシャ流おもてなし料理」の公開デモンストレーションに出かけた。呼ばれたのはマスコミ関係者と、ホテルの料理家やフードコーディネーターなど三十人ほどである。
料理をしたのは、ギリシャ美食伝統財団理事... ≫詳細 |
| 味覚ワークショップの試み (2007-04-08)
二〇〇五年に「食育基本法できて以来、あちこちで「食育」が提唱されている。各地域での食のブランド作りも推奨されている。しかし、現場にいってみると、なかなかうまくいっていない。具体的にどう行うか、戸惑っているところも少なくない。
そんな中、大分や佐賀など各地の農家や漁業、学校、料理家、行政... ≫詳細 |