| ショートで夢を叶えた現代のシンデレラ (「しんびよう」(新美容出版) 1995年4月号) 髪を変えることは、こんなにも人を変化させるものなのかと思わされたのは、『ワーキング・ガール』だった。この映画は、キャリア・ガールを扱った恋と出世の物語だが、そこには「女性の夢」というものが、現実を踏まえつつ、上手く表現されていた。... ≫詳細 |
| 運命を変えたデミ・ムーアのショートヘア (「しんびよう」(新美容出版) 1995年6月号) 「愛しているよ。いつでも愛してた」「同じく」「俺の心は愛でいっぱいだ。その愛を君に。また会おう」「またね。バイ」ラスト・シーン。愛を確かめ合うニ人。愛し合う恋人同士のサム(パトリック・スウェイジ)とモリー(デミ・ムーア)。... ≫詳細 |
| 身だしなみで予感させた”人生の転機” (「しんびよう」(新美容出版) 1995年2月号) ケヴィン・コスナーの『ワイアット・アープ」(WYATT EARP/1993年)、カート・ラッセルの『トゥームストーン』(TOMBSTONE/同年)、ジェームズ・ガーナーの『墓石と決闘』(HOUR OF THE GUNS/1967年)、パート・ランカスターの『OK牧場の決闘』(GUNF-GHT AT... ≫詳細 |
| 人生を強烈に映したティナのヘアスタイル (「しんびよう」(新美容出版) 1995年5月号) ロックの祭典のドキュメンタリー「ウッドストック』(1970年)の翌年に公開されたのが、アフリカのガーナ建国を祝って開催された音楽祭のフィルム『Soul to Soul 〜魂の詩』(1971年)だった。このときに初めてアイク・アンド・ティナ・ターナーを知った。とりわけティナ・ターナーが網のようなスケ... ≫詳細 |
| セヴァンの地球のなおし方 (映画パンフレット解説 2011年) 映画の中で日本のサムライと紹介されるのが福岡県嘉穂郡桂川町の古野隆雄さんと久美子さん夫妻だ。合鴨を使つた稲作「合鴨水稲同時作(あいがもすいとうどうじさく)」で知られる農家だ。ちなみに合鴨とはアヒルと鴨を掛け合わせた鳥のことである。... ≫詳細 |
| オーガニック(有機栽培)の推奨 (聖教新聞 2009年7月7日掲載)
映画「未来の食卓」を観て
健康は食と環境が密接に関わる
フランスの小さな村・ガール県バルジャック村で学校給食をオーガニック(有機栽培)にするという試みが描かれます。それに2004年にユネスコのパリ本部で行われた医者や専門家の環境破壊や農薬、化学物質、食品添加物などが与える人体の影響のシンポジ... ≫詳細 |
| 「ヤング@ハート」「マルタのやさしい刺繍 (しんぶん赤旗 2008年10月16日掲載)
長生きの秘けつは生きがい
映画「ヤング@ハート」「マルタのやさしい刺繍」が語りかけるもの
夢や仕事を生みだす大切さ
人は目的や生きがいがあれば、どんな歳をとっても元気に暮らしていくことができる。人が生きるうえで、なにが大切かを、二つの映画は語りかけてくれる。
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| 敵こそ、我が友~戦犯クラウス・バルビーの3つの人生~ (2008年7月1日掲載)
「THE BIG ISSUE JAPAN ビッグイシュー日本版」98号
イラク侵攻の陰にファシズムの幻影が浮かぶような恐怖
『敵こそ、我が友〜戦犯クラウス・バルビーの3つの人生〜』
あまりの意外な展開におもわず息を呑んだ。そこには、アメリカのブッシュ政権のイラク侵攻の背景にドイツの... ≫詳細 |
| おいしいコーヒーの真実 (しんぶん赤旗 2008年6月20日掲載)
ドキュメンタリー映画 「おいしいコーヒーの真実」が問いかけるもの
流通構造と食と地域のあり方と
「おいしいコーヒーの真実」
私たちがふだん飲んでいる一杯のコーヒーが、どこから運ばれてくるのか?
映像は、コーヒーのプロによるティスティング(味利き)の風景から始まる。高品質として... ≫詳細 |
| 人間社会の行き過ぎ照射 (しんぶん赤旗 2008年1月14日掲載 )
映画「アース」地球規模の映像
北極から南極まで地球を縦断する形で、白熊やアフリカ象、ザトウクジラ、ライオン、チーター、ホオジロザメなどの自然の生き物の生態をとらえた、そのカメラワークの素晴らしさ。自然の営みと雄大さ荘厳さに圧倒され、地球規模で写しだされる世界に、息を呑(の)む。
なに... ≫詳細 |
| いのちの食べ方 (2007年11月1日掲載)
「THE BIG ISSUE JAPAN ビッグイシュー日本版」82号
ベルトコンベアで解体場に流れるように送り込まれる鶏たち
システム化された私たちの食の現場を描いた映画
『いのちの食べ方』
豚が解体されて内臓や頭などをはぶいて枝肉として吊り下げられて並んでいる。牛たちが順列... ≫詳細 |
| 女たちが描く愛と官能のおとぎ話 『イン・ザ・カット』 (ENGLISH JOURNAL 2004年4月号) メグ・ライアンは、すごいところに踏み込んだ。これまでハリウッド映画では一切描かれなかった、また、避けて通られてきた、しかし、人であるならば誰もが抱える、内在する性と欲望というテーマである。... ≫詳細 |
| 点子ちゃんとアントン (装苑 2001年7月号) 点子ちゃんとアントンを見ながら、ずいぶん大人なんだな、と考えていた。いや大人と子供の境目が見つからなくなる。というのも、点子ちゃんやアントンのほうが、大人よりも生きるということに前向きで真剣で、なんだか大人より力強い。... ≫詳細 |
| FOCUS on People 1 『Meg Ryan』 (ENGLISH JOURNAL 2000年10月号) だれもが手の届くようなキュー卜さと、美しさを兼ね備えているのがメグ・ライアンだ。強烈な個性を主張しているわけでもなく、肉感的でもない。少女時代を思わせる清潔感ンと純真さ、どこにでもいそうな女性の雰囲気をいつも漂わせている。... ≫詳細 |
| 無限の世界を創り出した俳優二人の力量に乾杯! (映画パンフレット解説 2000年4月) これはずいぶんと不思議な映画だ。まるで舞台劇を見ているようで、それでいて、やがてとても深遠な自然界の真理のような雄大な世界へと、観客を導いている。... ≫詳細 |
| 今年はダンスが踊りたい。 『フォーエバー・フィバー』 (クロワッサン 2000年2月10日号) ジョン・トラボルタ主演の『サタデー・ナイト・フィーバー』(一九七七)のパロディで、シンガポールの『フォーエバー・フィーバー』(一九九八)が、実にご機嫌だった。... ≫詳細 |
| 大人のクリスマス 『ランダム・ハーツ』 (クロワッサン 1999年12月10日号) 『go』(一九九九)という面白い映画を見た。クリスマス・イブの日、三組の若者の三者三様の出来事が、オムニバスで語られる。スーパーのレジの女の子ロナは家賃滞納で家を追われている。... ≫詳細 |
| 悩みは誰に打ち明ける? 『アナライズ・ミー』 (クロワッサン 1999年11月10日号) 最近、いちばん笑ってリラックスできたのが、ロバート・デ・ニーロとビリー・クリスタルが主演をした『アナライズ・ミー』(一九九九)だ。アナライズとは、「分析する」という意味だから、題は「私を分析して」だ。... ≫詳細 |
| 歩くという視点で映画を見ると・・・『スタンド・バイ・ミー』 (ミセス 1998年4月号) 冒険と大入への入り口は歩くことから始まるのだと教えてくれたのは「スタンド・バイ・ミー」(一九八六年)だ。オレゴンの小さな町に住む四人の少年は、一九五九年の夏、線路沿いを歩いて旅に出る。... ≫詳細 |
| あらゆる創造の根幹としての手 (月刊ソワンエステ 1998年4月号) 手は偉大なパフォーマーだ。手が語りかけたのは、チャーリー・チャプリンの数々のサイレント映画。手が踊り歌うのは、フレッド・アステアの華麗なるミュージカル。手は怒りでもあり、人の喜怒哀楽そのものだと教えたのは、ブルース・リーのカンフーだ。... ≫詳細 |
| マウスが人より利口でなぜ悪い・・・・。 (「マウス・ハント」パンフレット解説 2011年) まず、このシチュエーションが面白い。まるで、チャールズ・デッケンズの『オリバー・ツイスト』や、ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』、あるいはフランク・キャプラ監督の『素晴らしき哉!人生』のような、人生讃歌劇をおもわせるような展開から始まる。... ≫詳細 |
| 「楽」 (クロワッサン 別冊「楽」 1995年10月16日号) 生き方が人それぞれに違うように、愛のありようも百人百様なのだろう。もしあなたが恋愛をしていて、それが破れたとき、そして誰かに話さずにおれないとき親に話すだろうか、それとも姉妹に。... ≫詳細 |