出版社 | 合同出版 |
ISBN | 4772604480 |
価 格 | ¥1,512(税込) |
発行日 | 2011/07/15 |
著 者 | 金丸弘美(著) |
地域には「若者が働く場がある、高齢者が元気、農業に新しい活動が生まれている、商店街に活力がある、女性に活躍の所がある」など生き生きしたところがたくさんあります。そんな現場からのレポートです。新たな創造と活力を生み出した地域を紹介します。
イギリスのグリーンツーリズム、フランスの味覚教育、イタリアのスローフード、ドイツ・フライブルグの環境政策、豊岡市のコウノトリ復帰、高知県山間地の6次産業、長浜市の景観を活かした町づくりを始め、安心院の農家民泊、練馬区の体験農園、萩市の道の駅の公設市場、高山市や奈義町の食の町づくり、内子町、上勝町などの町の産業づくりなど、いくつもの各地の共鳴し共感しえたものが、一つの未来の流れになるようにという思いでまとめたものです。
テーマは「健康な未来を子供たちに手渡すこと」です。
『地域ブランドを引き出す力
トータルマネジメントが田舎を変える!』
金丸弘美著 合同出版
もくじ(仮)
まえがきにかえて
第1章 輝く女性は地域再生の星
●親子で体験農業「母ちゃん塾」
●映画『未来の食卓』の背景にある現在の食卓
●ジャン・ポール=ジョー監督のメッセージ
●パワーアップする葉っぱビジネス
●定置網であがった魚を食べさせる「母々の手」
●手作り味噌と弁当で女性の仕事が生まれる
●10キロ300円のリンゴと1杯300円のジュース
●甘夏ゼリーで5000万円
●女性の農家レストラン、年商7000万円
第2章 農のメッセージを明確に届ける
●コウノトリ・環境・食の取り組み
●日本の「スローフード運動」豊岡市の実践
●六次産業化のトップモデル「伊賀の里モクモク手づくりファーム」
第3章 地域の財産を活かして未来をつくる
●グリーン・ツーリズムで再発見された安心院町
●中国・韓国からの体験ツアー
●人気急増中!東京で体験農園
●体験農園で10アールあたり100万円
●加藤農園の海外農業研修ツアー
●高知県「土佐の森・救援隊」
●山林を保全する力は地元にあった
●個人伐採がお金になる
●バイオマスプラントで収益を上げる
第4章 商品にオリジナルストーリーを付与する
●シェフの発想
●「地産地消の仕事人」制度
●山形から始まった「食の甲子園」
●「国東ゆめ弁当」
●地域オリジナルだからおもしろい
●伝統野菜の新しい魅力
第5章 町づくりをプロモーションする
●激変した「唐津くんち」の故郷
●「フレッシュ・パークからり」には60万人が訪れる
●町歩きを商品にした長崎市
●年商10億円の「道の駅萩しーまーと」
●プロモーションが重要
●滋賀・長浜の町づくり
●遊休不動産活用会社「新長浜計画」
●魅力ある自治体職員の13の特長
第6章 地産外商で元気になる町
●農村の形を変えた地方の実践家
●馬路村柚子の加工品で33億円
●とにかくなユニークな「四万十ドラマ」の商品
●年間170万円も売れた90歳のおばあちゃんの饅頭
●主婦から料理家へ
●飛騨高山の「宿儺かぼちゃ」をプロモートする
●岡山県奈義町のサトイモのワークショップ
第7章 イギリスに見る農のデザイン力
●イギリスで農家民宿を営むウィリアム夫妻
●環境保全+観光事業≒農業経営
●チャールズ皇太子の有機農場
●農業をマネジメントする専門職
●学校給食を改善したシェフ
第8章 フライブルグのオーガニックライフ
●緑の街
●一区画60坪の市民農園
第9章 フランスの「味覚の授業」
●フランスの「味覚の授業」
●フランスの食品認証制度
●教育ファームが1400カ所ある
第10章 イタリアのスローフード運動
●グルメのジャーナリストの会だったスローフード協会
●“サローネ・デ・グスト”(味のサロン)
●古城が「スローフード食の大学」に生まれ変わった
●厳選された食材がならぶ「イータリー」
●スローフードから「チッタ・スロー」へ