出版社 | 永岡書店 |
ISBN | 4522474733 |
価 格 | ¥525(税込) |
発行日 | 1999/11 |
著 者 | 葬送儀礼研究会(著) |
人の死はいつも突然にやってきます。人生の最後を飾るたった一度だけのセレモニーであるお葬式も、その重大さがわかっていながら、ただ慌しく、どうにもままならないうちに終わってしまうことが多いものです。また、しめやかなはずの儀式が、勘違いや、ついうっかりのハプニングで笑えない喜劇になってしまったり、法外な出費で悲劇の上塗りになりがちなもの。また、さまざまな難問が待ち受けるお墓の問題で「うかうか死んでいられない」という話もよく聞きます。
「人生で起きることはお葬式ですべて起きる」といったのはあるベテランの葬儀屋さん。この世のトラブルや不思議はあの世にいってもなくならないものなのです。
それにつけてもお葬式が一筋縄ではいかないのは、作法やしきたりが、宗派や地方ごとに違うことや、戒名やお墓の後継ぎなど普段思ってもいないことに直面させられるから。「当たり前」が通用しないのもお葬式の「常識」といえます。
そこで、本書ではお葬式のあれこれや、「常識」「非常識」を徹底追及、いざというとき慌てないために、お葬式の「知力」アップを図ります。自分自身や愛する人の「そのとき」にお役に立てれば幸いです。