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  旅日記 no.212
「居酒屋 ながほり 中村重男さん」
2008年10月22日
こんにちわ。金丸です。
今日は「居酒屋 ながほり 中村重男さん」の話です。

 10月13日に大阪の読売テレビ「ニューススクランブル」出演のために急遽大阪に。テーマは米の偽装問題。石破農水大臣もゲスト出演。最初の予定は、私が直接インタビューという話だったが、テレビ局の記者が遊説先の大臣に直接話を聴き、その録画をみたあと、食品の見方を私がスタジオで話すという形となった。

15時半にスタジオに入りリハーサルがあって本番は18時半過ぎで生本番。出演は4分。なんとか無事にこなす。ほんとは、新しい食と農の動きを紹介して欲しいが、なかなかそうはならない。でも少ない時間で、豊岡市のコウノトリの取り組みや、兵庫県の伝統野菜の復活など、ちょっと話すことができた。

すると翌日メールで、兵庫県の伝統野菜復活をしている小林保さんから「兵庫県を宣伝してくれてありがとう」といただいた。その翌日は兵庫県豊岡市に行くため早朝に但馬空港に行ったら、飛行場で中貝宗治豊岡市市長とばったり。「テレビ見ましたよ」と言われた。少しでも宣伝できてよかったと思う。

テレビ出演後、兵庫に行く前に、大阪の居酒屋「ながほり」の中村重男さんから電話があり「食事しましょう」と誘われた。中村さんをもともと紹介してくださったバッグデザイナーの子安一子さんを呼んでくださった。子安さんは、東京からわざわざかけつけてくださり、中村さん紹介の土佐堀の日本料理「このは」に出向く。

「このは」は品がよく、美味で最上。中村さんは、大阪のいいお店をいろいろ教えてくださる。おかげで、大阪に行くたびに美味しいお店が増えて嬉しい。子安さんは、いつも世界中に旅にでかけていて、すばらしい風を自分に吹き込んでいる素敵な人。いつも新鮮。中村さんは、最上の料理人。しかも少年のようなピュアな感性を持った人。なんだか会っているだけで嬉しいお二人なのである。

中村さんとは9月に会ったばかり。イタリアのスローフードのコンセプトで商品をそろえた代官山の「Eataly(イータリー)」のオープニングの特別な食事会に誘ってくださり、おかげで、そこから思わぬ発展になっている。というのは、そのことをメールマガジンで書いたらEataly Japan岡崎啓子さんから連絡があった。

岡崎さんはイタリアのスローフード大学を出てEatalyのトリノに勤めて、現在、日本の出店のためにきているという。僕とは、イタリアで会っているという話。そこでさっそく、コンタクトをとって、彼女に会いに行ったのだ。せっかくだからと横浜の櫛澤電機の澤畠光弘さんと長男・知弘も誘った。

Eatalyででは、中村さんとの食事会であった取締役のアンドレアさんとも再会。岡崎さんとアンドレアさんに、常陸秋そばの雑誌「クラリス」の特集のゲラを見せたら「素晴らしい」言われ、Eatalyで、お蕎麦のワークショップをしましょうという話となった。というのはイタリアも蕎麦が栽培されているのだそうだ。これが実現できれば最高である。

しかも岡崎さんには、11月のイタリア行きでトリノの本店をぜひ見学したいこと、スローフード大学に行き大学を見たいこと、ジャコモ・モヨーリさんと再会をしたいことなどを話したら段取りをしてくださり、出会いは、どんどん広がる。

ちょうどその前に「サライ」の増刊号の編集部から連絡があり、食材にこだわるお店で、生産者もみえるところを紹介して欲しいという話があり、「ながほり」の中村さんを推薦した。料理は比内地鶏のつくね焼き。おかげでサライの取材で、比内地鶏の生産者の秋田の阿部一茂さんと神楽坂で会うことができた。

雑誌「サライ」増刊「美味サライ」(小学館)11月14日発売の「食の目利きが選んだ究極の一皿」に中村さんと比内地鶏が登場をすることとなった。中村さんから「撮影、こないだ無事終わりました」とのこと。ちょっと日本酒を飲みすぎたが、いい心地。

翌日、快適な気分で豊岡市に向かう。コウノトリ復活を手がけた人たちに、さまざまな形でインタビューをするためである。豊岡は、今回が二度目。中貝市長を始め、役場の宮垣さんたちとも東京でも会っている。
これまた最高の出会いとなったのだが、これは今度書こう。

■2008-10-26 テレビ東京「トコトンハテナ」に出演します。

テレビ東京「トコトンハテナ」高橋英樹さん主演の日常の素朴な
なぜ? を紹介する番組です。
テーマ:売り場から消えた野菜は何?
10月26日(日曜日)放送 18:30〜19:00
http://www.tv-tokyo.co.jp/tokoton/