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  旅日記 no.277
「根羽村を始め地域は元気です」
2010年1月13日
「根羽村を始め地域は元気です」こんにちわ。金丸です。
今日は「根羽村を始め地域は元気です」の話です。

 新春のスタートは長野県の山間の根羽村の訪問から。6日に飯田市に向い一泊してから朝迎えてもらった。根羽村は人口1200人。森林が92%を占める。朝に役場で小木曽亮町長さんたちに話を聞き現場へ。この村の画期的なことは、豊かな木材を使おうと村外の設計家、工務店と、村が出資した製材所、それに森林組合との連携で、家屋建築のオーダーメイドのシステムを作り上げたことだ。

http://www.nebamura.jp/page110.html(根羽村)

かつて5か所あった製材所はすべて閉鎖。その最後の1か所を村で買い取り、そこに最新式の製材機械を導入して、設計家と工務店の要望の材木を作り出荷するというシステムを築いたという。家を建てるときに使う木材を、家屋の設計の段階でどれだけ使うか把握し、一軒一軒に必要な分だけを、用途別に製材して引き渡す。

最近は設計家を施工主が山まで来て、自分が気に入った杉の木を観るとこらからオーダーする人もいるという。根羽村の木材を60パーセント以上を使う家屋には、杉の木の柱50本プレゼントをするというキャンペーンをしたら、飛躍的に注文が増えて、昨年は130軒分の注文がきたという。

製材所や森林組合で働く人を募集したら、村外からのIターンの若い人たがやってきて、村に定住した人たちは家族を入れると130名にもなったという。なんと人口の1割を超えている。根羽村は杉の木だが、大熊村のヒノキと川上村の唐松と村同士で連携して、それぞれの木材の用途の広がりも作り上げている。

下流の豊田市の人たちとの交流や山村での農業体験や農家民泊というところまで行っていて、村の外との連携を多面的に実施していて豊かな村落を築き上げている。働いている人たちが前向きで明るい。元気をもらって2010年が始まった。

7日に大津市唐崎のJIAM全国市町村研修財団に入る。翌日、東京大学教授の西村幸夫さんの司会で「魅力ある町づくり」の研修で、徳島県上勝町の「葉っぱビジネス」の?いろどりの横石知二さん、三重県伊賀市のモクモク手づくりファームの吉田修専務と私の3人がパネラーに。参加者は全国からの市町村議員280名。熱気がある。

モクモクの最近の一連の牧場や体験施設、宿泊などが、フランスの「食育ファーム」の影響から、食のステージを教育するというコンセプト実現にあると、あらためて理解できる。この明確な理念と具現化が必要だ。吉田さんは、食現場教育を訴えた。
http://www.moku-moku.com/(モクモク手づくりファーム)


横石さんは、葉っぱを売るために料亭の裏口から入り、料理人に殴られて水をかけられた、そんな思いまでして生まれたビジネスと知った。現在では、市場や料亭で写真を撮り、それを村のばあちゃんたちにリアルタイムで送っていることに仰天。ここまでやっている人はそうそういない。葉っぱビジネスがほかの村ではできない強さを新ためて知る。
http://www.irodori.co.jp/(いろどり)


研修会のあと能登川に行き丸中醤油の蔵を訪ねる。店主は中居真和さん。39歳ながら、250年の蔵をそのままに、国産小麦、国産大豆で、3年以上かけて、伝統的な醤油を作っている。最上の醤油。
http://www.s-marunaka.com/(丸中醤油)

翌日9日は、京都の津乃吉の吉田和親さんの店舗を訪ねる。奥さんの米屋さんを継いで、その後、ちりめんじゃこや煮豆などの加工品を手掛けたという。最上の素材を使う手づくりのお店。吉田さんの案内で、妻・早苗とともに最上のイタリアンを町屋を改装した「東洞」でいただく。
http://www.tsunokiti.com/(津乃吉)
http://mrmd.co.jp/toudou/main.html(東洞)

10日は、義姉・大ぞの千恵子主催の勉強会。立教大学経済学部教授の山口義行さんの話を聴く。民主党政権下の中小企業の資金調達の緩和政策が興味が深かった。中小企業の借入返済を伸ばしてあげる緩和策と同時に、もっともウエイトの高いリース機材の返済の猶予を法律でゆるやかにするというもの。

11日は、高津宮で「とんど祭り」に参加。大阪の有名店が屋台をだすのと富くじの復活でにぎやかな祭りとなった。今年で10年目。「3万人はきているはず」と宮司さん。「法善寺 浅草」「たこ焼き工房Sea&Sun 伊たこ焼き」「炭火焼鳥 うずら屋」「ホテルメトロ THE 21 乾隆亭」「日本橋 藤久/kotikaze」「La Tortuga (ラ・トォルトゥーガ)」「きむら菓子製作所」などの味を楽しむ。プロデユーサーは「居酒屋ながほり」の中村重男さん。素晴らしい祭り。次男・卓弘も大阪に来て参加。家族で楽しんだ。
http://www.kouzu.or.jp/new.html(高津宮)


■飛騨高山では、ひょろながい独自のかぼちゃを料理コースに入れて、地元の最上のレストランとの連携での食事会を開催いたします。
ぜひおでかけください。

「農林水産省ブランド化支援事業」で、私がプロデユーサーとして参加しているものです。
http://www.syoku-brand.com/

食材のテキストが作成され農家、市、JA、地域レストランとの連携、農水省の支援によって実施されます。

宿儺かぼちゃを知っ得週間 平成22年1月22日(金)〜29日(金)

「宿儺かぼちゃフェアチラシ」(Acrobat PDF)
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/data/yotei/yotei139.pdf

特別企画 参加者募集!!
宿儺かぼちゃを使用した特別メニューを提供します。

「宿儺かぼちゃ」↓
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/data/rensai/pdf/rensai07005.pdf

○第1弾 1月24日(日)
18:00〜20:00 高山グリーンホテル(高山市西之一色町2-180)
Tel 0577-33-5502 Fax0577-36-0393 お1人様
6,000円 25名 飛騨風新年会・会席料理
宿儺かぼちゃ料理4品 宿儺かぼちゃ焼酎
ご希望ならばお1人様5,400円で宿泊可(1泊朝食付き)

○第2弾 1月28日(木)
11:30〜13:30 のがわ うどん店(高山市神明町4-14)
Tel 0577-33-7946 お1人様
2,000円 20名 3種類の手打ちうどん
宿儺かぼちゃうどん、宿儺かぼちゃほうとう
のがわ特製かけうどん、宿儺かぼちゃの天ぷら
宿儺かぼちゃアイスクリーム

○第3弾 1月29日(金)
11:30〜13:30 レストラン ル・ミディ(高山市本町2-85)
Tel 0577-36-6386 Fax0577-36-4356 お1人様
3,000円 25名
宿儺かぼちゃを使用したフランス料理の豪華な特別メニュー

参加申し込みは宿儺かぼちゃ研究会事務局又は開催各店まで
お願いします。(定員になり次第締切)

宿儺かぼちゃ研究会事務局(JAひだ丹生川支店) 担当 平野浩史
Tel0577-78-1011  Fax0577-78-1533