最近の旅日記
過去の旅日記一覧
  旅日記 no.101
「ブリキのおもちゃ博物館」
2006年7月19日
こんにちわ、金丸弘美です。
今日は「ブリキのおもちゃ博物館」館長の北原照久さんのお話

 おもちゃの世界的なコレクターとして知られる「ブリキのおもちゃ博物館」館長の北原照久さん。テレビ「なんでも鑑定団」の鑑定士としても有名だが、その北原さんの究極のコレクションといわれているのが、神奈川県三浦半島にある別荘。昭和10年代に建てられたという元竹田宮別邸である。その別邸でくつろぎながら、しかも北原さん自身に直接話を聴きながら、ホームパティー形式でランチを楽しむという素敵な催しが行われている。

この催し、実はことあろうか私の義姉・大ぞの千恵子が、6年ほど前に始めたものである。大ぞのは、北原さんと親しくなって、何度も湘南の別邸に誘われた。だったら仲間や家族を連れて行きたいと北原さんに申し出たら、なんと北原さん自らが、横浜の「ブリキのおもちゃの博物館」で我々を迎えて、おもちゃを解説。その後、別邸で海を一望しながらくつろぎ、奥様とともにパーティを開いてくださるという素晴らしいことになったのである。

義姉・大ぞの千恵子のおかげで、うちの家族は、妻も子どもも北原さんのおもちゃコレクションを直接観て解説を聴くことができるばかりか、湘南の優雅なひとときを満喫するという、贅沢な時間を過ごすことになったのである。今回の大ぞのツアーともいうべき北原邸訪問は、なんとバス一台60名にもなった。東京の丸ビルに集まって、そこから北原さんが、今年の4月から横浜市に頼まれてプロデューサーになったという横浜市中区にある「横浜人形の家」に向かった。

「横浜人形の家」は、世界の人形のコレクションがある。入り口では、北原さんが待っていてくださった。そうして自ら案内人として解説をしてくださったのである。それにしても、テレビで鑑定士として、そのコレクションに対する造詣は、とても深いことに感心してしまうのだが、改めて直接話を聴くと、その博識ぶり
は、さまざまな世界の人形の一つ一つまで及び、ただただ驚嘆するばかり。それも質問を投げかけると、きちんと答えてくださる。

「横浜人形の家」は、もともとは横浜市が運営していたもの。それを北原さんに、今年から運営を任せたとのこと。8億円をかけて改装したのだという。「コレクションは、明るく楽しくみせなきゃ。前はとても暗かったんです。それと愛情をもって飾ること。
人形には、それぞれの物語がある。その物語に思いをはせて、展示をするということです。また、映像を使ってみせ方を変えたり、触れるコーナーを作ったりしました。企画もさまざまに行っています」

「今回は、ドールハウスです。これって男性と女性では作り方が異なる。女性は自分の憧れを作ったりする。男性は、凝った人だと、使うレンガを実際に焼くところから作ったり、暖炉で火を燃すようにできるところまでしたりするんですね。」と北原さん。
なかでも感心しんたのが、さまざまな日本の商店街を復元したドールハウス。観ていくと、これをそのまま町づくりに生かせば、いいなあと思ってしまった。町並の中の料理屋や屋台に並んだ食べ物までがミニチュアで作ってある。「すごいでしょ。とても細やか。実際、町づくりの話も、僕のところにくるんです」とのこと。

「横浜人形の家」の家から湘南の別邸まで、さらにバスで移動となるのだが、この間、約一時間。その車中で、北原さんがバスで、これまでのコレクションを集めて、それを現在の形にするまでの物語をたっぷりしてくださる。北原さんの話はいつも前向き。
「夢は必ずかなう」である。そのためにも、いつもポジティブに考えることが必要、それも口にし、具体的なイメージを描くことだと繰り返して話された。「ただ車を欲しいではだめです。どんな車で、どんな色で、どこに行きたいのか、そこまでイメージしなきゃ。そうして口に出していくと、必ず実現します」。これま
で次々と夢を形にしてきた北原さんだけに、その話には説得力がある。

別邸の中庭は、そのまま海に面していて、潮風が直接あたる。そこにテーブルを出して、目の前の海で捕れた魚の刺身の船盛りやサザエのつぼ焼き、オニギリ、さらに湘南の最高においしいといわれるパン屋さんからのサンドイッチを始めとするパン類、それにワインが出てきた。海風にあたりながら、部屋を散策する。な
んとも優雅な時間である。

3時からは、海が望めるアールデコの、下には船着場がある部屋で、ミニコンサートが始まった。加山雄三に憧れてきた北原さんは、50歳からエレキギターを始めたという。そのギターぶりを、湘南の音楽家Temiyan(テミヤン)こと宮手建雄さんと、ギタリストの友常正己さんとをゲストに披露。加山雄三の曲と、パイプライン。さらに最近出版した『昭和アンソロジー』から「リンゴの唄」「東京キッド」「チャンチキおけさ」などが、続いたのだが、感心したのが、その音楽の成り立ちの北原さんの解説。実に語りがうまい。時代背景から、曲が作られたいきさつ、歌詞の意味までが、すらすらと北原さんの口から出てくるのである。

極め付きは、最近、大ぞのが仲がよくて、水泳から料理まで一緒にしているという、今回のツアーに同行した中尾ミエさんが、飛び入りゲスト。「バケーション」と「かわいいベービー」の二曲を披露。部屋は60名が踊りまくって、大賑わいであった。この日、北原さんのポジティブな思考とともに、そのもてなしのうまさ、語りの素晴らしさに感嘆し、大いに刺激されたことはいうまでもない。

■好評発売中
・ヨーグルトとヨーグルト料理の本ができました。

・タイトル『HOME MADE ヨーグルト』
・著者 宮口泰三 磯沼正徳 金丸弘美 斉藤かすみ 辧野義己
・写真 長峰輝明 テーブルコーディネート:高橋みどり
・値段 1400円+税
・出版社 雄鷄社 http://www.ondori.co.jp/
・ISBNコード ISBN4-277-66151-3
・問合せ先 �衢朔閏卻埆孤堯�03-3268-3363
・ご注文はAmazon.co.jpからhttp://www.amazon.co.jp/

ヨーグルトって、こんなに奥深く、料理がたくさんできるのっていうような楽しい本になりました。写真が美しい。素敵な本です。
 10年の付き合の八王子の牧場・磯沼ミルクファーム磯沼正徳さんのミルクから教わったヨーグルトの本です。料理は草月会の最高においしいレストラン「薔薇」の宮口泰三さん、それに神楽坂の「ピルゥファス」斉藤かすみさん。それに乳酸菌の研究で有名な辧野義己さんが参加してくださいました。

◎全国「食」の活動は毎日新聞デジタル「ゆらちもうれ」で連載中。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/shoku/yurachi/
◎ホームページhttp://www.jgoose.jp/kanamaru/

ライターズネットワークhttp://www.writers-net.com/
・日本ペンクラブhttp://www.japanpen.or.jp/