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  旅日記 no.154
「7月の夏の日記」
2007年8月10日
こんにちわ。金丸です。
こちらの手違いで、配信が3週間お休みになりました。
これから正常に戻します。

今回は「7月の夏の日記」から、です。

7月17日 日帰りで鹿児島県の「あまみ長寿・子宝推進事業」の鹿児島県庁での会議に出席。奄美諸島の長寿の食と海の癒しとツーリズムを組み込んだ地域振興政策が行われている。この委員として3年前から参加している。奄美の各島の具体的な活動がかなり明確になり始めた。あとは実際に旅行会社と提携したツーリズムをやってみることだ。ぜひ実現したいと思い、リーダーの保健部長の吉田紀子さんに申し出ることとした。

7月18日 「呉清源 極みの棋譜」試写。その後、ペンクラブの懇親会で、山本一力さんのミニ講演会を拝聴。京都でお茶を飲むという経験の話だが、これが実に無駄のない話し方で、まるで文章のように的確で淀みがない。話し方につくづく感心。自分も講演が多いので、見習いたいと思う。

7月20日 「パンズ・ラビリンス」試写。スペインの内乱時代を舞台に戦争とゲリラの戦いのなかでの少女のファンタジーを描いた作品だが、その彼女の無垢の魂の行方が、現実の醜い戦争のなかで、迷宮を通して見事に描かれている。その後、ワーナーで「さらばベルリン」を観る。夕方、スローフード協会の「ハチミツとコーヒー」をテーマとしたマスター・オブ・フードの会見にでかける。ようやくスローフードも動き出したという印象。

7月21日 バンタンコミュニケーションの「アグリセミナー」に参加。農業をターゲットにしたセミナー。この会の担当が、なんと僕が東急セミナーでの教え子だった。セミナーのパネリストのカフェグローブの青木陽子さんと久々に再会。農業や食や環境への関心を高めているとのこと。セミナーでは、都会の女性が、食や農業にものすごい興味を示していることに改めて驚く。その彼女たちとの接点をつくりたいと、思う。

7月23日 大妻女子大学で講義。今回は塩でのワークショップを試みる。その後、徳之島から上京した次男と、長男のリクエストで、神田神保町の古本屋街と秋葉原を巡る。昼は「いもや」で天丼。夕方は神田の「藪」で蕎麦を食べる。

7月24日 高橋英樹さんのテレビ東京の番組「トコトンハテナ」にゲスト出演。今回が2回目。「朝どれレタス」について語る。
それにしても高橋英樹さんの若々しさと、好奇心の旺盛さには、つくづく感心。夕方、シンプルアイの「フードマエストロ講座」の酢の講義を受ける。講師は京都の老舗のお酢やさんの富士酢の飯尾彰浩さん。

富士酢の飯尾さんのところでは、無農薬の米作りから伝統的な酢をいまでも醸造している。彼とのコラボレーションで、9月14日に公開のワークショップを実施することとなっている。これは僕の新刊「創造的な食育ワークショップ」(岩波書店)の発売に合わせたもの。本と実践が同時に展開される。飯尾さんの伝統的な調味料を多くの方々に知ってもらいたいと思う。

7月26日 北海道の札幌での講演。行ってみたら北海道の市町村長200名が集まる交流セミナーでびっくり。僕のテーマは、「食からの地域再生」。各地の取り組みをパワーポイントで紹介する。
大分県竹田市、佐伯市、佐賀県唐津市で試みた食のワークショップが好評。反応もよく、やってきたことに間違いないと確信をいだく。

■テレビ出演のご案内
テレビ東京の番組「トコトンハテナ」に出演します。
http://www.tv-tokyo.co.jp/tokoton/

身近なできごとの素朴な疑問に答える番組です。
「食」をテーマにコメンティターで参加することとなりました。

 毎週日曜日 18:30〜19:00
・8月19日(日)「この野菜いつ採れたの?」
・9月 2日(日)「魚離れってどういうこと?」

ホスト:高橋英樹さん
案内役:くわばたりえさん、小原昌子さん
コメンティター:金丸弘美

■最新刊のご案内。
15年前から行ってきた食のワークショップ(参加型講座)の試みが、高く評価され本にまとまることとなりました。

『創造的な食育ワークショップ』金丸弘美著(岩波書店)です。
定価1800円。8月30日発売。表紙は峰岸達さんです。

以下から予約購入できます。
 岩波書店 http://www.iwanami.co.jp/
 アマゾン http://www.amazon.co.jp/

東京・八王子の磯沼ミルクファームの牧場の料理会、埼玉県のファームINさぎ山の農家の料理会、大分県竹田市のサフランのパエリア、大分県佐伯市の「親子ふれあい教室」のおにぎり、佐賀県唐津市の漁港でのブイヤベースなど19本の事例が大々的に登場します。

テーマは食育ですが、地域の活性化とブランド作りにつながる形としてまとめ、すべて実践に基づいて書いています。
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