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  旅日記 no.197
「大ぞの千恵子女史、大妻女子大にきたる!」
2008年7月9日
こんにちわ。金丸です。
今日は、「大ぞの千恵子女史、大妻女子大にきたる!」の話です。 大妻女子大学家政学部での授業で、生徒のかなりの人数が、肌荒れや疲れなどが多いこと、便秘が4人に一人いることなどがあることは、前にも書いた。その要因は、あきらかに食生活の偏りや間違ったダイエットや運動不足にある。

これは大妻女子大学の生徒に限らないだろう。ほとんどの大学の生徒たちもほぼ同じような、体の不調があるに違いない。未来がある子供たちにきちんとした食のありかたを伝えたい。健康が、実は、いい食と環境に繋がっているということまで知って欲しいと思っている。

体の不調の原因をあきらかにし、きちんとした食生活のことを授業でも話した。そして自ら作る健康を考えたバランスのいい「お弁当の日も実行をした。そして、さらにより具体的に、女性として、女性から、体のことや、健康のことを話をしてもらいたいと思って、義姉の大ぞの千恵子さんを特別講師に招くこととした。

というのも生徒のアンケートをみると便秘もかなり多いが、生理痛、生理不順、アレルギーなどもかなりある。このことを含めて、健康な食生活の話となると、やはりデリケートな問題もある。それで、千恵子さんに頼んだのだ。タイトルは『食べて元気、出してキレイ』。これは彼女が法研から出した本のタイトルからきている。

千恵子さんは、ふだんは大阪に住んでいる。7月7日に市ヶ谷の大学にきてもらい、授業をしてもらった。なんと、生徒にプレゼントというので、120名分の著作を配ったのだから、みんな、大喜びである。この日は、生徒の様子ががらりと変わって、一番前の席からどんどん埋まっていき、みんな前のめりで講義を聴いている。

講義は、脳の働きと食の関連、健康と食事のこと、などを話してもらった。なにより驚かれたのは、彼女が59歳で、孫が二人いること。でも、50代からプールに通っていて、現在もスリムだということ。そして肌も髪もきれいだということが、うんと説得力をもっている。

しかも過去に離婚していること、子供がひどいアトピーだったこと、自分も若いころ食生活が偏っていて、体調が悪かったことなど、エピソードを交えながら、五大栄養素から始まり、脳と食との働き、正しいダイエットのありかた、体脂肪のこと、運動のこと、などを女性の生活にそって話してもらった。講義の途中になんども歓声やどよめきといったリアクションがある。

とても評判がよかった。講義の後にもらったアンケートをみると書き込みがすごい。びっしり文字が埋まっている。「今日から食生活を変えたい。美しくなりたい!」「自分の食生活が間違っていた。今日から変える」「千恵子先生のファンになりました」「いままできた先生でいちばん」「おもしろくてわかりやすくて、とてもためになった」「食事を抜いてダイエットしていた。あとでリバウンドがきていた。間違っていた。食事をきちんとして運動をしたい」などなど、見事、若い女性のハートをつかんだ。

来年も大妻女子大学から依頼があったので、千恵子さんの特別講座を入れたいと思う。現在、秋にむけて、いくつかイベントを頼まれている。今回の大妻女子大学に講義が、とても評判がよかったので、秋には、千恵子さんの講演と実際の食事をセットにして、女子大生向けに、食と健康のイベントを企画するつもりだ。

■ラジオに出演します。「田中雄介の食卓応援隊」

家族が住む徳之島のこと、全国食べに行った学校給食のこと、大妻女子大学で始めた「お弁当の日」のこと、スローフードのこと、食で元気になった地域のことなどを話す予定です。

・放送日
TBSラジオ(東京)http://www.tbs.co.jp/radio/ 
7月13日 日曜日 17:00〜17:30
7月20日 日曜日 17:00〜17:30   

ABCラジオ(大阪)http://www.abc1008.com/
7月13日 日曜日 12:00〜12:30
7月20日 日曜日 12:00〜12:30 

ぜひ聴いてくださいね。

金丸弘美(食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー)
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