こんにちわ。金丸です。
今日は「ＥＡＴＡＲＹ」の話です。
大阪の居酒屋「ながほり」の中村重男さんから、突然、電話があって東京に行くという。東京・代官山にできた「ＥＡＴＡＲＹ（イータリー）」の食事に招待されているから、一緒に行かないかというのである。
http://www.eataly.co.jp/manifesto.html
じつは、１１月にトリノの「ＥＡＴＡＲＹ」に行く予定にしていたところだった。イタリア全土の特産品が集まる、一万平方メートルの歴史的なリキュール工場跡地を使ったワークショップのあるマーケットで、食材の選定をスローフード協会に求めたのだという。いまや、年間動員２５０万人。海外からもお客をあつめるほどの人気となっているという。
それが海外一号店として、日本に進出。ちょうど中村さんから電話があった日に、三重県のモクモク手づくりファームの企画部の浜辺佳子さんからも電話があって、「ＥＡＴＡＲＹが日本に出るらいしいですがご存知ですか？」との話。さすがみなさん情報が早い。
うかがったのは、オープン初日の９月２８日。「知り合いも誘ってきて」というので、メディアファクトリーの小野アムスデン道子さんとリクルートの新雑誌「コレカラ」の萩原千穂さんに声をかけた。
小野さんとはリクルート時代に仕事をしたことがあり、たまたまギリシャ観光局の日本のパーティーで再会。今、ガイドブックを作成中で、ちょうどトリノを手がけたばかりだというので、ぴったりと思ったわけだ。そのときに萩原さんも一緒だったことから、お二人を誘ったというわけだ。
「ＥＡＴＡＲＹ」代官山は、代官山から徒歩２分。８番通りに面してあった。東急不動産の持ち物だそうで、３００坪あるという。このあたり坪１０万円というから仰天である。店内は、ピエモンテ州を中心としたワイン、オリーブオイル、サラミ、チーズ、パスタ、パン、チョコレート、ワインなどが、棚にずらりと並んでいる。
ワイン、チーズ、サラミ、パスタ、パンなどは、種類も豊富で素晴らしい。しかも空間も広く取ってある。パスタとピザは、目の前で料理がされて、オープンな広場と続いた空間で食べることができる。反対の場所には、ワインのカウンターとジェラードやケーキのコーナーもある。これは、人気になるだろう。
中村さんに紹介されたのは取締役の大和敏彦さん。なんとローソンの部長さん。本場のスローフードを学ぶために、１０パーセントの出資をしているという。なるほどなあとおもった。狙いどころが、すごい。
大和さんは、中村さんの店の常連さんというのがわかった。それにしても中村さんの人脈はすごい。それをおしげなく紹介をしてくれる。中村さんは素材を大事にする料理人だから、波長がぴったり合うし、いつも話していて楽しいし、教えられることばかりだ。
みんなで軽く、チーズを食べながらシャンパンを飲んでいたら、「いや、こらからレストランで食事です」との話。二階にレストランがあるという。食事は、これまたスローフード大学に入っている「ＧＵＩＤ」の日本店であった。
「ＧＵＩＤ」は、イタリアで初めて三ツ星をもらった店。イタリアのスローフード大学にオープン直前に店を見学させていただいて、今度、食事に行こうと思っていた矢先であった。しかも、料理家のＰＩＥＲＯさんが来日中で、直々に料理を作ってくださるという光栄を得た。
大和さんに、イタリアに１１月に行くといったら、店の視察も料理店の予約の手配もするとのこと。料理家のＰＩＥＲＯさんも１１月ならお店にいるというのだから、なにからなにまで偶然とは思えない。しかも、誘った小野アムスデン道子さんのご主人と大和さんは、前の会社で同期だということも判明して、会うべきして会っているという感じになった。
ここで、取締役のアンドレア・ラスカさんに紹介されたのだが、ここでスローフードの話になった。それで、日本でワークショップを開いていること、それがスローフードに影響を受けていること、日本の素材を使っていることを話したら、大変な興味をもってくれた。
「このＥＡＴＡＲＹで、ワークショップをやらないか？」とのこと。ぜひやってみたい。このコラボレーションができれば、そうとう面白いことになる。今度は、僕がコーディネーターをすることとなっている１２月の茨城県常陸太田市の「常陸秋蕎麦：新蕎麦の会」に大和さんアンドレアさんを招待することとした。
■１１月にイタリアの視察旅行に行きます。ご一緒しませんか？
添付したのは、仮の日程です。
案内役は、トリノ在住でスローフード大学出身の中野美季さんです。
現在、添付のように手配を進めております。
【視察先への申し入れ】
�．好蹇璽奸璽俵┣顱�11/8）
��EATALY（11/9）
��食の科学大学（11/10）
�ぅ屮藥毀鮠譟�11/11）
�ゥ▲襯船Д諭璽躑�同組合（11/13）
�α換馘玄┣顱�11/15）
現在上記６箇所への視察を予定しております。
担当：申し込み先****原沢香司 (株)富士国際旅行社
〒160-0022
東京都新宿区新宿2-11-7
TEL：03-3357-3377
FAX：03-3357-3317
http://www.fits-tyo.com/
MAIL：harasawa@fits-tyo.com
金丸弘美（食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー）
◎総務省 地域力創造アドバイザー
http://www.soumu.go.jp/ganbaru/jinzai/pdf/b022.pdf
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旅日記 no.209
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