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  旅日記 no.211
「平戸市のワークショップ始まる」
2008年10月15日
こんにちわ。金丸です。
今日は「平戸市のワークショップ始まる」の話です。

2006年から長崎県平戸松観光人材育成協議会地域活性化事業アドバイザーに任命されて、平戸市に通っている。昨年から、食のワークショップを手がけてきたのだが、参加者のアンケートは好評で、今年、10月から、いよいよ新年度がスタートをした。

10月3、4日に行った、一回目は、元禄元年(1688年)創業の福田酒蔵の蔵を開放してコンサートと漁港の魚を使っての料理会の開催。この蔵を開放して料理を出すというのは、2007年に下見をして、蔵がしっかりしているのと、目の前が漁港だったので、ここで酒蔵見学から、酒のティスティングをして地元の料理家でフルコースをやってみたいと思い、それは見事に実現をした。
http://www.e-shochu.co.jp/

最初は、みんなどんなことが始まるのか、戸惑い気味だったのだが、やってみると、料理は美味しいし、すべて背景がわかるし、蔵が格好いいしで、とても評判はよかった。2008年の春までに合計6本のワークショップを開いた。さまざまな歴史的建造物を使っての料理の展開をやってみたかったので、それが実現できたことは、最上の喜びだった。

毎回お願いしているのは、地域の特色の見える場所の選定と、食材のテキストの作成である。お酒は、どんな原料で、どんな醸造で、どんな持ち味なのか。魚はどの時期にどんな魚が採れて、どんな種類なのか。料理は、誰がどんな形で出すのか。もうひとつ重要なのは、調味料にこだわること、である。

今回は、平戸市の商店街にある居酒屋「晴れたり曇ったり」の店主・前川健一氏によるもので、ウチワエビのあんかけ、アオリイカの中華風カルパッチョ、エビの炊き込みご飯、サザエのつぼ焼きなどなどが登場をした。もう、今度は、すべて役場の若いスタッフで企画から設定までが段取りをしてあって、ちょっと感慨深かった。

今年は、長崎県の文化振興事業との連携で、蔵と漁港と音楽と料理がコラボレーションをするという試みになっていた。長崎県では、国民体育大会にそなえて、スポーツと音楽を地域で振興することとなったという。そこで平戸市から連携して、初めて、蔵と音楽と料理が融合することとなった。

県の担当の方が「ここは県からもっとも遠く、うまくいくのか心配していたところです」とのことだった。結果は、100名以上の方々が参加されて、シチュエーションもよく大好評だった。県の若い女性スタッフの方は「音楽と食をセットにするのは初めてです」とのこと。新しい連携が誕生して素晴らしい。それも地域のスタッフで生まれたことは、なによりである。

コンサートの前に、蔵見学をしてもらい、その後、3種類の酒をティスティングをしてもらい料理との相性を考えてもらいながら味わっていただくことも行った。嬉しかったのは、前回の参加者でリピーターの人たちが何人もいらしたことだ。

今後、外部の発信力を深めて、これが新しい観光の資源として、力になってくれればと思っている。
第二回を近々開催します。ぜひお出かけください。

◎NO.2 『金山文化を食す!』メイン食材:金山(シイラ)
日時:10月26日(日) 11:00〜13:00
場所:舘浦漁協 大敷食堂(平戸市生月町舘浦248-3
参加費:2,500円(定員30名)

平戸では「シイラ」を地方名「金山(かなやま)」と呼びます。昔、大量に獲れて大金が得られたことから「金山」となったのであろうといわれています。

生月(きつき)地区舘浦漁協の定置網には季節により様々な魚が獲れますが、中でも秋の「金山」は全国4位の水揚げを誇り、地元では刺身や茶漬けで好まれて食べられます。
漁師による豪快な「金山」のさばきも必見です!
お土産には超珍味「金山の塩辛」をお持ち帰りください。

問い合わせ・申し込み先:
平戸・松浦地区観光人材育成協議会平戸事務局
(平戸市観光商工課内)
【電 話】0950-22-4111(内線2276)【 FAX 】0950-23-3399
【メール】氏名・住所・電話番号・職業を明記のうえ
kankou_jinzai@city.hirado.lg.jp まで
※交通アクセスは下記URLにて確認してください。
http://www.city.hirado.nagasaki.jp/jinzai/
※お申込はすべて先着順で、定員になり次第締め切りとさせていただきます。また、天候等により会場を変更する場合にはあらかじめ連絡いたします。