こんにちわ。金丸です。
今日は「第1回地域力創造セミナーに参加」のお話しです。
総務省主催の「第1回地域力創造セミナー」が開催され、2008年に取組んだ茨城県常陸太田市の活動を報告をした。会場は永田町の都道府県会館。参加者は総務省関係者および全国の自治体で地域活性化に携わる職員など130名である。この日は、なんだか高揚していた。
というのも、食文化の背景からテキスト化し、それを料理、ワークショップ、プロモーションまでを展開するという試みを、常陸太田市で実際に行い、その成果を、北海道から鹿児島までの全国の自治体の地域振興の中心メンバーに披露するという場を与えられたからだ。
担当者によると、総務省のアドバイザー事業の昨年11名11か所の取り組みのなかで、トップ評価であったというのだが、この日まで、ほんとうにそうなのか実感がわかなかった。ただ言えることは、これまで全国の現場で感じていた食の町づくりの課題と改善点を踏まえ、そして実施してきたワークショップの事例と、人脈を最大限に生かして、コラボレーションをし、プロモーションを徹底的に行ったのは間違いない。
http://www.jcci.or.jp/news/2009/0624150724.html
(総務省地域力創造アドバイザーの派遣)
セミナーでは、「常陸秋そば」のテキスト、「常陸太田市の物語」のパンフレットと、プロモーションのために作成したものが、参加者全員に配布された。また、全国の地域活動をまとめた新刊NHK生活人新書「田舎力 ヒト・夢・カネが集まる5つの法則」も全員に配られた。そしてパワーポイントでの解説だったから、より具体性をおびて披露をすることが可能となった。
講演は、私のあとが雑誌「九州のムラに行こう」主催の養父信夫さんの地域と連携したツーリズムの実施方法、そして三人目が長崎市文化観光部さるく観光課長・馬見塚純治の「長崎さるく」である。とくに感銘をしたのは、馬見塚さんの、街並みをいかして、それを地元のガイドが案内するという実践である。
「さるく」とは、方言で「ぶらぶら歩く」という意味。現在、地元ガイドが478名。コース47。参加者は2万人である。このガイドブックもコース設定、ネーミングがよくできている。毎回、新しいコースの企画がされている。
素晴らしいのは、住民が主役になっていること。普通の街並み、しかし長崎という文化と歴史が生きていること。さらに感心したのが、「裏の道の路地なんかはどうだろうと試しに試みたのですが、これも好評。やがて、裏道から、ゴミやたばこなどの投げ捨てがなくなり、綺麗な街並みになりました」とのことだった。
長崎は何度もいっているが、この「さるく」は未経験。「素晴らしい!」と言ったら、「案内します」とのこと。逆に、馬見塚さんからは、「うちは食を今度テーマにいれたい。金丸さんのテキストを作成しておこなうというのは、とても参考になりました」と褒めてもらった。年内に行ってみようと思う。
http://www.saruku.info/(長崎さるく)
セミナーのあとの月曜日、今年の総務省の担当となった秋田県横手市にでかけた。今回は、先進地視察で、茨城県茨城町の「ポケットファームどきどき」を応募のあった人たちと総勢36名での研修である。横手市は農家の直売所があるが、どこもまだ小さい。これから大きく、元気のあるところにしたいという意向がある。そこで希望者を募って、でかけることとなったのだ。
http://www.city.yokote.lg.jp/(横手市)
ちょうど総務省のセミナーのあとだったので、あたらめてこれまでの課題と今後の方向を確認。3年後をにらんだ計画書を策定してもうらことにした。というのは、こういう補助事業は、単年のものは成果がみえにくい。将来を見据えて、その目標で、いまなにをするのかという明確なコンセプトがないと、ただの催しにおわってしまいかねないからだ。
翌日、早朝6時に集合して、バスで茨城町へ。この視察前に、事前に協議をしてもらい、「なにを質問するか「なにを学ぶか」をあらかじめ出してもらった。さらにバスのなかでも、事前に資料を配布し、どのポイントを学ぶのかをレクチャー。必ず質問をするようにうながした。というのも、視察にいって、ただ見て、相手の話をきくだけでは、自分たちの力にならいからである。
「ポケットファームどきどき」では、初代の所長で立ち上げにかかわった鎌田宗定さんが迎えてくれて、ブッフェで食事。そしてレクチャーをうけて、それから直売所を見学をした。鎌田さんの講演会では、質疑応答では、時間ぎりぎりまで、全員が質問をして、熱い視察となった。今後の展開が楽しみである。
http://www.ib.zennoh.or.jp/dokidoki/index.html(どきどき)
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http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/data/rensai/pdf/rensai07005.pdf
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募集人数:20名※募集人員になり次第締め切らせていただきます。
参加費:15,000円(宿泊費・バス代込み)
★但し、JR高山駅までの往復交通費は自己負担となります。
宿泊先:「旅館四反田」(したんだ)0577-78-1143
高山市丹生川町北方284
申し込み先:JAひだ 丹生川支店 営農課
岐阜県高山市丹生川町坊方2004 担当:平野浩史
電話0577−78−1011
ファックス0577−78−1533
案内チラシ ↓
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/data/yotei/yotei104.pdf
これは農水省ブランド化支援事業で実施されます。↓
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/data/rensai/pdf/rensai07005.pdf
金丸弘美(食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー)
◎総務省 地域力創造アドバイザー
http://www.soumu.go.jp/ganbaru/jinzai/pdf/b022.pdf
◎メールマガジン
http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/9697.html
◎ホームページ
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http://www.japanpen.or.jp/
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