こんにちわ。金丸です。
今日は「常陸太田市の活性化事業始まる」の話です。
総務省の国家プロジェクト「地域力創造アドバイザー」に就任して、担当となる常陸太田市に7月8,9日、ついで24,25日と訪ねた。最初は下見を兼ねて市長以下、市の方々との打ち合わせ。それに食文化の発信としてメインになる蕎麦の栽培の地域、JAとの米の販売のこと、葡萄農家、直売所、ハーブ農家、豆腐工房などを巡った。
2度目は、梨農家、酒蔵、醤油蔵、麹屋、蕎麦工房、有機農業農家、酪農家、商店街などを訪ねた。さらに全国各地の取り組みをパワーポイントで紹介をする講演会を開いていただいた。講演会は立ち見がでるほどの盛況で、今回のプロジェクトが、いかに期待されているのか、肌で感じられるほど、伝わってくる。
市長以下、各部署、また担当の企画課、農政課のスタッフの方々も、すごく熱心。いちばん感心したのは、常陸太田市の現況が、緻密に調査がしてあり、問題点と課題、そして目標が明確にしてあることだ。その資料を総務省での会見の場でどっさり渡されていた。もっともそうでなければ、今回の国家プロジェクトに選ばれなかったろう。それだけに、方向がはっきりしている。
目指すのは、米と蕎麦の認知度をあげてブランド化を目指すこと。学校給食の地場農産物の使用頻度を高めてメニュー化をすることが、いちばんのメイン。それとさまざま農産物を活かすことである。2009年2月までの期間と、時間はそれほどない。また予算もたいした額はない。そこで、基本的なことをきちんと詰めて、どういう手法で打ち出していくかという、コンセプトしっかりつくることを主眼にすることとした。
例えば米である。「常陸太田市のコシヒカリで特別栽培、特Aをもらった」という。だが、これは、米の関係者には理解できるが、一般の人には、まったく意味不明だ。仮に東京で販売したとしても、常陸太田市の特Aで付加価値があると高い値段で購入する人はまれだろう。しかも、コシヒカリは、日本全体の約40パーセントを占めている。つまりどこでも栽培されている米なのである。
いい米は大前提で、むしろ「食べ方」を提案する形にしようと話した。というのは、若い世代に米離れが広がっている。そもそも米自体の消費量が減っているのだ。まず、常陸太田市の米の栽培から性質、うまみなどの、ほかの米と比べての公開のティスティングを行い、その特徴を明確にするテキストを作成する。
さらにお米を食べない若い世代にお米との組み合わせが、健康にいいことを、ヘルシー&ビューティーのテーマで、栄養のバランス、カロリー計算を入れてメニュー化する。さらに健康アドバイザーの大ぞの千恵子さんの講演をセットとして、公開ワークショップを行う。それにマスコミをブッキングする。これには、次年度につながるようにテキストを完璧に作成するというのが必須条件。
一方お蕎麦は、品質的に高い。しかしこれも常陸太田市の知名度が低いという。現地にいってみるとこだわった生産者がいるし、農家の村落も素晴らしい。では、この村の物語をきちんとドラマにしようと提案した。カメラマンを入れてロケを行い、その栽培までの冊子を作る。これはビュジュアル的に素晴らしいものでなければならない。
さらに物語の雑誌、常陸太田市の蕎麦の栽培、歴史、栄養価、料理などのテキストを作成する。それを新蕎麦のときに、マスコミ、バイヤーのみの限定の蕎麦の会を東京で行う。また、常陸太田市の蕎麦を購入しているのは個人の蕎麦愛好家が多いときいたので、常陸大田市への蕎麦の現地ツアーを行い、手打ちの蕎麦でもてなす会を実施する予定だ。
このほかにも多くの農産物の連携など、さまざまなことを話した。2回にわけて役場の人たちとみっちりミーティングを行った。みんな目標に向かって方向を明確にし、すべていい形にできると、確信をもった。というのも常陸太田市であった人々のやろうという気持ちがすごくあるということと、市役所のメンバーもすごくテンションが高いからだ。僕のなかでも気持ちが高まっている。
金丸弘美(食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー)
◎総務省 地域力創造アドバイザー
http://www.soumu.go.jp/ganbaru/jinzai/pdf/b022.pdf
◎ホームページ
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/home/index.php
◎日本ペンクラブ
http://www.japanpen.or.jp/
◎ライターズネットワーク
http://www.writers-net.com/
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