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  旅日記 no.201
「徳島県の上勝町を訪ねる」
2008年8月6日
こんにちわ。金丸です。
今日は「徳島県の上勝町を訪ねる」のお話です。

 徳島県の上勝町に出かけた。この町はずっと気になっていたところだ。町おこしというと必ずといっていいほど登場する。山にある葉を料理のツマ用として出荷するようになり、2億6000万円にしたというので、一躍有名になったところだ。人口2000名ながら、視察が年間4000名にもなったという。
上勝町http://www.kamikatsu.jp/

(株)いろどりhttp://www.irodori.co.jp/というのが、葉を販売するビジネスを手がけている。その中心は、元農協職員の横石知二さん。現在は、第3セクター(株)いろどりの副社長さん。彼と葉っぱのことは、さまざまなメディアで取り上げられている。著作「そうだ、葉っぱを売ろう!  過疎の町、どん底からの再生」(ソフトバンククリエイティブ)に詳しい。

上勝町は、徳島空港から、およそ一時間半。標高400メートルから1000メートルの山々に囲まれた山間地にある。この上勝を新雑誌「カイラス」http://kailashweb.jp/news/2008/06/2616.htmlで取り上げることにしたこともあって、出かけることとしたのだ。

妻の早苗は、一度、出かけたことがあるのと、運転手をするというので、二人で行くことにした。このところあちこちに二人で出かけている。

上勝で訪ねたかったのは、市長の笠松和市さん。というのも、葉っぱのビジネスもさることながら、森林からのバイオマスを行っているのと、ゴミの分別34種類をしているそうなので、そちらが気になった。

役場について産業課の吉積弘成さんの案内で、木材のチップ化と燃料の施設を見せてもらった。上勝にはダムがあり、そこに台風となって山が崩れ、大量に流木が流される。それを使って、粉砕をして燃料に変えているという。温泉があり、その燃料費が約1200万円だったというが、それがすべて木材でまかなえているとのこと。

そのあと、産業課の山田翠さんの案内で、NPO法人ゼロ・ウエストアカデミーへ。このNPOは、ゴミ処理を担当している。事務局長の藤井園苗さんは、もと自衛官だったそうで、最近、就職したとのこと。

上勝町では、ゴミは住民がゴミ処理場に、自ら運んでいる。これは昔から、自らゴミを燃やすという習慣があったからだそうだ。一時、ゴミ処理場もできたが、ダイオキシンの問題があって、すぐに中止になったという。そこで考えられたのが、ゴミを処理場に住民が持ち込み、自ら34分別にする方法。70パーセントが資源化されているという。

さらに、ゴミ処理場のおくには、一部屋、いらなくなった家具や古着、本などが置いてあって、自由にもっていけるようになっている。ほぼ90%が、再利用されるという。このシステムは、とても面白い。東京でも使えそうだ。

NPO法人ゼロ・ウエストアカデミーの隣には、いらなくなった着物、洋服やコイノボリなどを、作り変える工房があり、帽子やバッグ、ジャケットなどにして販売をしていた。地元の裁縫好きのお母さんが二人で縫っている。このシステムも面白い。

翌日、笠松市長に面会。夫婦で遠くまできたというので、喜ばれ、30分の会談のはずが、なんと2時間になった。町づくりのことを熱く熱く語ってくださった。事前に市長の本『持続可能なまちは、小さく、美しい 上勝町の挑戦』(学芸出版社)を読んでいったことも喜ばれたようだ。この本は、町の仕組みを知る上で、とても参考になる。

この日、産業課の山田翠さんに無理をお願いして上勝中学校を訪問した。というのは、中学校が、上勝の木材でできていると聞いたからだ。いったら素敵な木造校舎で、大きくピカピカで、とても木の香りがよく、落ち着いた雰囲気。教室は薪ストーブで、森林の木を切るところから役場の吉積さんの指導で薪を作るという。ゴミは、すべて分別されていて、これにも感心をした。

金丸弘美(食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー)
◎総務省 地域力創造アドバイザー
http://www.soumu.go.jp/ganbaru/jinzai/pdf/b022.pdf
◎ホームページhttp://www.banraisya.co.jp/kanamaru/home/index.php
◎日本ペンクラブhttp://www.japanpen.or.jp/
◎ライターズネットワークhttp://www.writers-net.com/
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