
こんにちわ。金丸です。
今日は「島を訪ねる」のお話です。
2月9,10日と愛媛県今治市にでかけた。NPOサポートセンターの山本優子さんが中心で、島の農家民宿を中心に、しまなみ街道10周年にあたって島の食材を使ったメニュー開発をしたいというのが依頼内容だった。広島と愛媛の間の島々を橋がつないでいて、その10周年が今年。自転車によるツーリングを迎えて、そのときの新しいメニューが欲しいということだった。
どこでもそうなのだが、名物で弁当をとか、丼をという話になる。でも、僕の考えは違っていて、まずは、地域の食材をきちんと把握してから、その特性を生かして表に出すことを薦めている。基本さえできていれば、あまりいろんなことをしなくとも美味しいものは季節ごとにできるはずだからである。
今治では、タコが名物で、どこでもタコ飯をやっている。でも、タコって何種類あるの? タコって、大阪のたこ焼きのタコとどう違うという話になると、みんな答えられない。県の人が来ていたので、インターネットで調べてもらったら、タコは50種類以上もいる。この地域では、女性がモリをついて捕ることも多いそうだ。新鮮で歯ごたえがあり、うまみのあるものだ。だったらボイルで、瀬戸内海の天然塩とオリーブオイルで、ワインでもいけるのではと話す。
宿泊は、西部知香さんの農家民宿。宿では魚のカルパッチョと煮魚とタコ飯。これが美味しい。よけいなことをするより、四季のお魚カレンダーを作り、季節によって変わる魚を全面に出して、それを料理することを打ち出したらどうかと提案する。基本の素材がわかれば応用の料理はいくらでも作れるはずだ。魚が上物なのだからシンプルでも料理の基本と調味料が本物なら、どれでも美味しいはずだ。
翌日、養豚農家やレモンの加工場、レモン農家を巡る。レモン加工所の大本孝則さんは、スポーツジムで見た、レモンスライスだけの酸っぱいナチュラルなスポーツの飲料を出したいとの話。では、島のサイクリングのツーリストがきたら、そこで試しに、地場のレモンと蜂蜜だけのシンプルドリンクでもてなして実験してみたらと助言する。
面白かったのは�螢屐璽譽皀鵐侫 璽爐慮点鄲拗阿気鵝5�都出身で夫婦で島で農業を行い10年になる。彼は、東京で直接売り込んでレモンを販売。京都の高級焼肉屋と知り合いサンチュを契約栽培している。島では初の試み。こういう出口をしって栽培する手法こそが、地域の農業には必要とされている。
2月11日、いったん東京に戻り、福岡県の方と、3月20日に小倉で行う、地域ネットワーク作りの講演テーマについて打ち合わせをする。担当の方が熱心で、私の書いたものをファィルして持参され、そのなかから、新しい地域展開をしている兵庫県豊岡市をメインにしようと、話になる。
2月12日、奄美諸島の奄美大島瀬戸内町のシンポジウムに参加。テーマは「全国に売り込む瀬戸内町の観光について」。奄美は長寿の町。マグロの養殖の機能性食品や、キビ酢や黒糖の話が中心となる。しかしここでも基本食材をうまく組み合わせた料理や、体験や自然景観を活かしたツーリズムなど、あるものをうまく演出することを提案する。
翌日、鹿児島県観光プロデユーサーの奈良迫さんと商工会の方で、加計呂麻島にわたる。ここでサトウキビを栽培して、キビ酢を作っている。西田製糖工場(電話0997−6−0177)では、今でも、釜での黒糖を作っている。黒糖に水を入れて甕でねかせ、さらにJAのタンクで3年ねかせてキビ酢ができる。これ、イタリアのバルサミコ酢と同じよう時間をかけて発酵させたもの。やはり、今後は料理と一緒に展開を見せる、お洒落な演出が必要と思う。
■インフォメーション
「おはよう奥さん 3月号別冊 2009年春」(学習研究社)
子どもと一緒に一年生になる!
小学校一年生入学準備ママナビ!
一年生のママの悩みに。全部答えます。
http://ohaoku.kurasse.jp/
『給食ばんざい 小学一年生は、「食」を考える大きな機会』
を執筆しました。素敵な学校給食のことを紹介しています。
カラー2ページ。楽しい誌面になっています。
読んでいただけると嬉しいです。
金丸弘美(食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー)
◎総務省 地域力創造アドバイザー
http://www.soumu.go.jp/ganbaru/jinzai/pdf/b022.pdf
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