こんにちわ。金丸です。
今日は「丸亀町商店街でワークショップ始まる」の話です。
香川県高松市丸亀町商店街での第一回の「食のワークショップ」が開かれた。会場は、新しくできたブッフェ方式の「やさしい食卓」である。この店舗は福岡県の岡垣にあるグラノ24Kぶどうの木の小役丸秀一さんのコンセプトによる形態。
http://www.kame3.jp/info/2010/01/19open.html
「やさしい食卓」は有限責任会社。羽村市のスーパー福島屋の福島徹さん、福岡のぶどうの樹の小役丸秀一さん、丸亀町商店街の開発のプロデユーサーの西郷真理子さん、地元の野菜販売店の津國浩さん、地元のオーダーメードの自転車販売をしている廣瀬将人さんが出資をしている。
今回は地域の食材である「まんば」と、「たいらぎ」を現地取材をして、それを料理展開までしてみせるという趣向。取材を手掛けたのは「食調査チーム」の小西智都子さんと山下亜希子さん。現地のエディター&ライター。二人が生産地におもむき取材をした。
「まんば」は高菜の一種。しわしわで緑の濃い葉物野菜。「たいらぎ」は二枚貝。貝柱を食べる。10メートルから40メートルの海底に生息する貝を潜水服で潜って採る。現地取材をしたものを、当日、パワーポイントで上映して小西さんと山下さんが解説。そして4ページの小さな冊子にまとめて会場で配布した。
そこから料理が出てくる。この日、出されたのは、まんばのチャンプル、タイラギの木の芽酢味噌あえ、マンバの豆乳しゃぶしゃぶ、まんばのかぶら蒸し、グラタン、パスタである。料理は、「やさしい食卓」の海善恒夫(かいぜん つねお)さんである。
試食をしてもらった。集まったのは香川県の農政水産課や高松市の保健センター、漁連関係者、婦人会などのメンバー。初めての試みで、戸惑う人も多かったが、取材で地域食材を明らかにして、それをテキスト化し、料理にまで展開をするという試みは、共感をもってもらえたようだ。
食のワークショップは、食材の取材を同時進行しながら一年間にわたっての毎月開催予定である。取材をして料理をしたものを、すべてホームページに掲載をしてゆき、地域食材をあきらかにする。同時にテキストにする。さらに一年がかりで本としてまとめる。
これを商店街で実際食べる人たちに伝えると同時にメニューに取り入れていていく。ここから有機野菜の販売、卸し、加工品の開発、レストランの経営、商品の開発・企画、イベントやワークショップの開催、編集・出版と、ソフトの開発の拠点を創るのが目的。
今いわれているところの「食育」「食の安心安全」「食のブランド化」「地産地消」「農商工連携」と抽象的に語られているものを具体化する活動である。それも商店街が主体となり、これらの活動をビジュアルをふくめて履歴をまとめて、外に発信をしていくという活動は、おそらく全国でも、ほとんど例がないのではなかろうか。
終わったあとに高松市の食通の三島恵子さんのお薦めで、打ち上げに誘われたのが3kg以上のタイを食べるという「番所」のタイ鍋。車で40分ほどいった庵治港のそばの一軒屋。囲炉裏の大鍋で、大根と卵が殻のままはいったところに、葉蘭にのった大きなタイがまるごと入れるという豪快さ。
これにたっぷりの白菜が入る。どぼどぼとお醤油。そして煮えたところに、エビが80匹という、これまた大胆な料理。それで、そのまま食べたのだが、タイがやわらかく、味わいが豊か。エビも美味しい。このあと、蒸したアナゴとエビのご飯をいただいたのだが、いたく満喫の日であった。
http://www.geocities.jp/ajiminatobansyo/
■コウノトリを戻した田んぼのお米のワークショップを開催
「コウノトリを復活させた豊岡市のおいしいお米をいただく」
健康な食事は環境にもやさしい
開催日 平成22年3月15日(月)15:00〜18:00
場所 先端ナレッジフィールドUDXマルチスペース
(東京フードシアター5+1)
JR山手線、JR総武線秋葉原駅徒歩2分
・参加費 無料
・定員 50名
・申し込み締め切り:3月10日
http://www.icic.jp/workshop/cat/o/000299.html(申し込み用紙)
環境の取り組み:豊岡市
料理:馬場香織さん。
栄養バランスのアドバイス:こばたてるみさん。
金丸弘美(食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー)
◎総務省 地域力創造アドバイザー
http://www.soumu.go.jp/ganbaru/jinzai/pdf/b022.pdf
◎内閣官房地域活性化応援隊地域活性化伝道師
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/tiiki/070415meibo.pdf
◎メールマガジン
http://cgi.kapu.biglobe.ne.jp/m/9697.html
◎ホームページ
http://www.banraisya.co.jp/kanamaru/home/index.php