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    •   2014-08-21  「地方行政」連載2014年8月21日号は「ネオニコチノイド系殺虫剤・最新報告」です。
      「地方行政」(時事通信社)で、新連載「新・地域力と地域創造」を連載中です。
      隔週木曜日の掲載。今回の記事は2014年8月21日号です。
      http://www.jiji.com/service/senmon/clime/

      「ネオニコチノイド系殺虫剤・最新報告」です。
      「TFSFによるメディアと政策決定者のための『浸透性農薬世界的総合評価書(WIA)』
      研究成果発表会」の模様をまとめたものです。
      (6月26日参議院会館B-107会議室)

      浸透性農薬とは、有効成分が、根や葉、茎、実など植物の表面から植物体内に吸収され、
      全体に行き渡る農薬のこと。問題としているのは、ネオニコチノイド系殺虫剤とフィプロニル。
      農業の現場で広く使用されている。特に有名なのは、国内では稲作のカメムシ防除。

      ところが、この農薬がミツバチの機能を狂わせ、死滅に追いやるという恐れが各地で報告され
      欧州連合(EU)ではすでに2013年末から、ミツバチが集まる作物や穀物への使用禁止、
      農地以外の家庭菜園には使用禁止などを内容とするネオニコチノイド3種(クロチアニジン、
      イミダクロプリド、チアメトキサム)とフィプロニルの暫定使用規制(2年以内に見直し)が
      始まっている。2014年には、全加盟国が実施することとなっている。

      目的の虫だけではなく、ほかの生き物、生態系、人への神経障害にもつながると
      して見直しが迫られている。という科学者からの報告会の内容をまとめたものです。
      今後の食品の安全性、生物多様性、人への影響などから、国内でも見直しを
      求められることとなるでしょう。

      「地方行政」は、週刊誌で、おもに地方自治体の県知事、市町村長を始め政府関
      係者、自治体関係者に読まれているものです。

      金丸弘美(食環境ジャーナリスト・食総合プロデューサー)
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